キーワード選定だけではアクセスが集まらない理由と、記事には2つの種類があることについて解説

記事には2つの種類があります。アフィリエイトで稼ぐために必要な要素の1つとして、『キーワード選定』があるのは、アフィリエイトを始めた方であれば、ご存知かと思います。ただ、キーワード選定というのは、具体的なものではなく、抽象的なものです。  

その時の流行りもありますし、言葉の表面的な意味と、ユーザーが検索する意図とが違う場合があります。なので、キーワード選定が苦手、という方は、少し頭を柔らかくして、キーワードは流動的なものと理解しましょう。  

とはいえ、キーワード選定は大切なことに変わりありません。キーワード選定で記事を書いていくと、『ネタが尽きる』という状況に陥ってしまうことがあります。  

しかし、よっぽどニッチなテーマを扱っていない限りは、実はキーワード選定のネタが尽きる、ということはまずありません。もしネタが尽きたと感じている場合は、キーワードに囚われすぎてしまっている可能性があります。  

実は、ブログにアクセスを集めるためには、ただキーワード選定で作った記事を増やすだけではアクセスを集めることはできません。正確には、アクセスを留めることができません。  

滞在時間や、回遊率などを伸ばすためには、もう1つの記事の種類について理解を深める必要があります。今回は、2種類の記事について解説させていただきます。

キーワードを意識した記事

キーワードを意識した記事というのは、キーワード選定を行って作られた基本的な記事のことです。まずは、キーワード選定について簡単に解説します。  

キーワード選定とは、世の中のユーザーが、検索エンジン上でよく調べているキーワードを意図的に記事タイトルに含むことで、検索結果上位に表示させることを狙うために行うことです。  

例えば、『ダイエット』というキーワードは、とても多くの人が検索しているキーワードです。ただ、ダイエットという単語でのキーワードは、すでに大手のところが独占してしまっているため、個人のブロガーが『ダイエット』というキーワードのみで検索結果上位を狙うことは非常に難しいです。  

そこで、ダイエットというメインキーワードに対し、関連するキーワードを探すことを『キーワード選定』と呼びます。

『ダイエット』というメインキーワードであれば、

  • 方法
  • 食事
  • 運動
  • ◯◯式

などが、関連キーワードとしてよく調べられています。個人でのブログ運営者は、  

メインキーワード+関連キーワード  

の組み合わせで、検索結果上位を狙っていくことになります。そして、このキーワード選定で作られた記事を『キーワードを意識した記事』と呼びます。  

キーワードを意識した記事のメリット

キーワードを意識した記事というのは、僕達が意識して行える最大のSEO施策です。ユーザーが検索するキーワードに、キーワードを意識した記事がヒットすることで、アクセスを集めることができます。  

つまり、キーワードを意識した記事を作れば作るだけ、検索結果に露出する回数が増え、必然的にアクセスが増えていきます。  

キーワードを意識した記事のデメリット

キーワードを意識した記事は、たしかに検索結果に表示されやすく、アクセスを呼び込む『入り口』となりますが、アクセスを集めた後が弱いです。  

ユーザーは、自分の知りたいという欲求を満たすため検索をするわけですから、その知りたいという欲求を解決してしまえば、そのブログに留まる必要がなくなります。  

キーワードを意識した記事というのは、アクセスは集めやすいが、アクセスを留めづらいという特徴もあります。  

興味を刺激する記事

キーワードを意識した記事とはまた別の役割をもつ記事が、『興味を刺激する記事』です。キーワードを意識した記事は、アクセスを集めるための入り口的な役割を持ちますが、ユーザーをブログに留めておける力が弱いです。  

そういった問題を解決するのが『興味を刺激する記事』です。これは、キーワードに囚われず、ブログに訪れたユーザーが、「面白そうな記事があるぞ、読んでみよう」と興味を持つことで、滞在時間や、回遊率を上げ、ブログにアクセスを留める効果があります。  

新規のアクセスを集めることも大切ですが、大きなアクセスというのは、実はリピーターが増えることによってもたらされます。新規を取り入れ、リピーターを増やしていくことで、アクセスが根本的に増えていきます。  

では、『興味を刺激する記事』とはどういうことか説明していきます。   例えば、キーワード選定で、『ダイエット』というキーワードに対して、サジェストキーワードで関連キーワードを抜き出すと、

  • 食事
  • レシピ
  • 運動
  • アプリ
  • スープ
  • ブログ
  • お茶
  • おやつ

となっています。

Googleのサジェストキーワードより

関連キーワード取得ツールを使うと、もっと関連キーワード抜き出すことができますが、今回は最初のサジェストキーワードのみの場合で説明していきます。

 

興味を刺激する記事というのは、こういった関連キーワードに囚われない記事です。例えば、キーワードを意識した記事を、上記の関連キーワードを使い作成するとしたら、以下のようなタイトルになります。  

ダイエットに最適な食事レシピ

=メインキーワード

=関連キーワード  

この記事タイトルを付けることで、ダイエットに最適な食事のレシピを知りたいユーザーが、『ダイエット 食事 レシピ』と検索した時に、検索上位に表示させられる可能性が高くなります。  

そして、検索結果からブログに訪れることになります。ただ、ユーザーは自分の知りたい情報を手に入れられれば、基本的にそのブログにそれ以上滞在する意味がありません。  

例え、キーワードを意識した記事がサイドバーや関連記事に表示されていたとしても、それは、その時に訪れたユーザーが知りたい事ではないため、見られることがありません。  

そのため、キーワードを意識した記事だけではユーザーは目的の情報が手に入ればすぐに離脱してしまいます。そこで、『興味を刺激する記事』です。サイドバーや関連記事に、  

『私が一ヶ月ダイエットに挑戦した結果』

『一ヶ月毎日一時間走った私の体重を公開』

『夏までに頑張って痩せようとダイエットにチャレンジしてみた』  

という記事があると、ユーザーの興味を惹きます。この記事タイトルはキーワードを意識しておらず、ブログ運営者自身の体験を公開した場合のタイトルです。  

youtubeで目的の動画を探して観た後に、関連動画をどんどん観てしまった経験ありませんか?それと同じ効果です。  

キーワードを意識した記事は、ブログへの入り口的な役割で、アクセスを留める役目は、興味を刺激する記事となります。  

興味を刺激する記事のメリット

興味を刺激する記事を作ることで、読者は、どんどんブログの深いところまで入っていきます。そうすると、読者から、『ファン』へと変わります。Googleなどの検索エンジンは、ブログの滞在時間、回遊率などもみますので、SEOの効果も非常に高くなります。  

キーワードに問われないため、キーワード選定で悩むことがなく、自分独自の切り口で記事を書いていくことができます。息抜きという気持ちでも記事を書けますので、モチベーションを保ちながら記事を書くことができます。  

興味を刺激する記事のデメリット

逆に興味を刺激する記事だけを書いていても、アクセスを集めることはできません。興味を刺激する記事は、ブログに人が訪れて初めてポテンシャルを発揮します。  

キーワード選定などは、どのようにすればいいのかを解説されているブログが沢山ありますので、キーワード選定の方法は学ぶことが簡単ですが、興味を刺激する記事の書き方については、解説しているところはほとんどありません。そのため、どのように記事を書けばいいのかというのが理解するまでに時間がかかることがあります。  

記事のまとめ

記事には『キーワードを意識した記事』と『興味を刺激する記事』の2種類があり、キーワードを意識した記事は、アクセスを集める入り口的な役割があります。『興味を刺激する記事』は、滞在時間や回遊率を上げ、アクセスを留める役割があります。  

2つの種類の記事を合わせることで、大きなアクセスを集められるブログになります。アクセスは、新規ばかりを集めることだけを意識すればいいのではなく、新規のアクセスをリピーターに変えることが大切です。  

僕が意識する2つの種類の記事の割合は、  

キーワードを意識した記事6:興味を刺激する記事を4  

という6:4の割合を意識しています。最初の頃は、キーワード選定について学ぶことになると思いますが、キーワードに囚われすぎてしまう方も少なくありません。あくまで、読者にとって価値のあることを提供することが大切だと念頭におきましょう。  

価値を提供する、とういうのは、問題を解決する、ということだけに留まらず、『読者を楽しませる』ということでもあります。そういったことを可能にするのも『興味を刺激する記事』の役割であります。  

ツールなどで、キーワード選定を行って、キーワードに従って記事を書くのではなく、ツールはあくまで、検索ユーザーは何を知りたがっているのか、を知るためのものです。キーワード選定が苦手という人は、ユーザーは何を知りたがっていて、どんなことに興味を持つのかを根本的に理解することで、キーワードに囚われず、記事を書いていくことができます。

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