多くの人は、書くすべての記事がヒットしなくてはいけない、という勘違いをしています。
そのため、ほんの数記事書いてアクセスが集まらないと、モチベーションがガクッと下がって記事を書くことが億劫になります。
確かに気持ちはわかります。
時間をかけて書いた記事にアクセスが集まらないということはショックを受けます。
しかし、書いた記事でアクセスを集めるものというのはブログ全体を通して実は2割ほどしかないんです。
つまり100記事書いたら、アクセスを集めるようになる記事はその中の20記事ほど、ということです。
こういった法則は実は、『パレートの法則』と呼ばれ、しっかりと実証されています。
とはいえ、10記事書けば2記事でアクセスを集められるようになる、という単純な話ではありません。
まずどのくらいのアクセス数が集まるのかは、使用したキーワードの検索ボリュームに左右されますし、検索結果のどの順番に表示されているのかにも左右されます。
他の8記事が一ヶ月の間に全くアクセスされず、2記事が一ヶ月を通して10ほどのアクセスがある、ということもパレートの法則と言えます。
「10記事も書いたのに2記事しかアクセスが集まらない・・・しかも月間10アクセス・・・」と悲観する方も少なくありません。
しかし、10記事ではあまりにも少ないです。
これまで多くの方にブログ運営について教えさせていただいてきましたが、数記事書いて大きな結果を求めようとする人が非常に多いです。
「アクセスが全然集まりません!どうすればいいですか?」と質問してくださる方にまずブログの運営状況を聞くと、まっさきに総記事数の少なさが目立ちます。
記事を沢山書くということは色々な意味を持ちます。
もちろんブログパワーを溜めていくためでもありますが、筆者自身のスキルを上げるためにも重要なプロセスです。
スポーツや仕事も同じで、初めては誰でも初心者です。
しかし、続けていくうちに慣れて出来るようになることは誰もが理解しています。
これは、ブログでも同じです。
書けば書くほど、文章の書き方が身につきます。
そして、次に記事数が多いことで沢山のデータが取れるようになります。
ブログのアクセスに関するデータは主に『Googleアナリティクス』を使うことになります。
記事数が多くなると、その記事にアクセスしたユーザーのデータを見ることができます。
それが大多数になると、データに含まれるユーザーの欲求や、ブログに求めているものが何なのかが見えるようになります。
あるユーザーはこういった悩みがあるからこの記事にたどり着いたのか、この記事はこういったキーワードで多くのアクセスを集めているのか、というデータを元にブログを改善していくと、そのブログが目指すべき方向というのが鮮明になっていきます。
言い方は悪いですが、最初は『がむしゃら』という気持ちで記事を書いていってもいいと思います。
学ぶべき知識としてSEO戦略、キーワードや文章構成など色々ありますが、そういったスキルというのは最初から出来るものではありません。
数をこなしながら手探りの中、自分自身で身につけていくものです。
私としては100記事を目標に書いていけば、大抵はスキルを向上させることができると感じています。
ただ、100記事って実はなかなか大変です。
例えものすごくテキトーに書いたとしても、100記事は大変のはずです。
一番いいのは、一緒に目標を目指して頑張れる人の存在か、メンターがいるのがいいです。