ブログやサイトを運営すると、『アクセス』というのは非常に重要なものになります。
やはり、アクセスが多くなれば多くなるほど、お金になるわけですから、必死にアクセスを集めるのも無理はありません。
僕がアフィリエイトを教えている方にもアクセスは大切だということは教えていますし、アクセスを求めないサイト運営者はいないです。
ただ、アクセスの重要性を『表面的』にしか理解していない人があまりにも多いです。
僕たちがアフィリエイトを始めえる前というのは、どこにでもいる1消費者です。
そして、買ったものや受けたサービスに対して、不満を持ったり、クレームを入れたりすることだってあります。
「説明とあまりにも内容が違いすぎる」
「どうして大事なことをこんな小さな文字で書くのか」
「わざと分かりづらい説明にして混乱させてる」
「従業員の態度が最悪」
「問い合わせてから時間が経ってるのに一向に返信がない」
など、あなたも人生で一度は買ったもの、受けたサービスに不満を持ったことがあるはずです。
ですが、僕たちがネットビジネスという存在を知って、アフィリエイトを始めると、そのことをコロっと忘れてしまいます。
「どうやってごまかそう」
「どうやって買わせよう」
「どうやって上手く誘導しよう」
「どうやって儲けよう」
と必ず小ズルいことを考えます。買う側から売る側になると、今まで不満を抱いていた相手と同じことをしていることに気が付きません。
僕がアフィリエイトを教えていると、「Rさん、アクセスが100くらいしかありません。どうすればアクセスを増やせますか?」と聞かれてることがあります。
その時僕は、まずはその100アクセスがどれほど重要なものなのかを説明させていただいています。
ブログやサイトにアクセスした数字として表されるのは『100』という数字です。
ですが、それは現実世界では、『100人』という人数です。
1消費者としてあなたが感じた不満を、たったの100人のうちの1人だから、という理由で無視されたら、あなたはその商品やサービスを次からも利用しようと思えるでしょうか?
現実世界で、100人を相手に会話をしてみてください。たったの100人とは決して思えないはずです。
どんなことにも経験を得て成長する、という過程があります。
それは人と接することも同じです。
例えばお笑い芸人、テレビで見ていると、いきなり新しい新人がテレビの前に現れたように感じますが、下積みというのが必ずあり、小さなステージで数をこなしています。いきなりテレビに出るということは決してありません。
そして、ミュージシャン。彼らにも必ず下積みがあります。小さなライブハウスから始まり、そこで、テレビに出たり、大きなステージでライブが出来るようになる、という流れがあります。
この過程で最初に相手にする人数は必ず小規模です。
自分がお笑い芸人、そしてミュージシャンだと考えた時、「明日、ステージで1万人の前に立って漫才(演奏)してね」と言われて、上手くやれる自身がありますか?
恐らくとてつもない重圧を感じますよね?僕なら吐き気に襲われます。
僕は、バンドでボーカルをやっていましたが、初めてのライブは、人数は少なくても、今まで感じたことのない緊張に襲われました。音をめちゃくちゃ外しました。
ただ、繰り返していくうちに、お客さんとのコミュニケーションにもなれ、上手くパフォーマンスも出来るようになっていきました。
その結果お客さんも少しずつ増えていきました。
なので、たったの100アクセスと思っている方は、こういった過程をすっ飛ばして、表面しかみていないということです。
そして、もし仮にいきなりサイトに1万というアクセスがあったとき、あなたはどうしていいか分からずあたふたするはずです。
そして、「ヘタなことすれば、このアクセスが下がる」と考え、ガチガチになってしまうことでしょう。
むしろ、何もできなくて、たまたま上がった大きなアクセスをどんどん下げていってしまうでしょう。
アフィリエイトで稼げたという報告を受けるほとんどの方はアクセスが右肩上がりです。いきなりボンっと上がるわけではありません。
もちろん、そういうアクセスが無いわけでもないですが、対処できるかどうかが、違います。
100アクセスを大切にできる人は、大衆を相手にできます。
100アクセスを大切にできない人は、大衆を相手にできません。
なぜなら、ただの数字として見ているうちは、あなたが消費者として不満を抱いていた相手と同じだからです。
「こんなところ二度と使わない」という人を増やしていけば、アクセスが集まらないのは当然です。
アクセスを上げるのは「新規が増やす」という考えではなく、「リピーターを増やす」ということだからです。
アクセスは、新規かリピーターかの二種類しかありません。
大切なのは、リピーターを増やすことです。リピーターはあなたのファンです。そのファン1人1人を大切にできるからこそ、大勢のファンを増やすことができます。
あなたにも、何かリピートして利用している商品やサービスがあるはずです。
改めて、なぜリピートしているかを考えてみましょう。
「店員の対応がよかったから」
「商品の質がよかったから」
という理由が必ずあるはずです。
あなたが消費者として販売者に求めていたことを行えば、自ずとアクセスは増えます。
よく、ネットビジネスの世界では『相手の求めることを理解する』ということが大切だと言われています。
ただ、これが出来ない、という人はいきなり他人のことを理解しようとするからです。相手とは、『消費者』のことです。これは自分も含まれるということです。
まずは、自分のことから考えてみましょう。自分だったら、こんなことに不満を持つ、自分だったらこんな改善をしてほしい、と視点を変えるだけで、だいぶ違います。
お問い合わせフォームを設置して、いただいたお問い合わせに迅速に対応する。
記事にコメント欄を設置、いただたいコメントにしっかりと返信する、ということを繰り返していくことが大切です。